吸血鬼の戦い - HELLSINGの感想

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漫画レビュー数 3,135件

HELLSING

4.554.55
画力
4.13
ストーリー
4.48
キャラクター
4.70
設定
4.05
演出
4.42
感想数
4
読んだ人
11

吸血鬼の戦い

4.54.5
画力
4.0
ストーリー
4.5
キャラクター
4.5
設定
4.0
演出
4.0

この作品はは作者平野耕太の代表作の一つでもあります。

内容もとても面白く、一巻を読んだら次の巻へサクサク進んで読んでしまうほどの面白さです。設定も充実しており、吸血鬼の始まりとも言われるヴラド公を主人公にした作品です。主人公である吸血鬼『アーカード』があまりにも強すぎて、最初はラスボスのように思えますが、後半になると、何故こんなにも強いのか、そして何故戦っているのかと謎がわかっていきます。

物語りが進むにつれ、主人公アーカードの異常すぎる強さが表れ、そのアーカードの主、『インテグラ』も主としての役目を全うし、最も自分の側にいた人物を殺されようとしても耐え、決して弱みを見せない美しく戦う女性です。

黒幕は50年も前からただただアーカードを倒す為だけに大規模な軍隊を作り上げたカリスマで、一部では『世界一カッコイイデブ』とまで言われています。その黒幕の名言も数あり、敵でありながら納得してしまう場面も何度もあります。ただ一つの目的の為に、舞台であるイギリスのロンドンを壊滅状態に追い込んでもなお自分は化け物ではない、人間と言い続け、何が何でも人間性を捨てないところは化け物を倒すためとはいえ敵ながらあっぱれです。

この作品はぜひ、全巻購入していただき、一気に読んでいただいた方が話も頭に入り、面白くなります。

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ヒラコー節は取り扱い注意?

何かと伝説の作品執筆十年、全十巻と、遅筆極まる連載スタイルでありながらも、その傑出した面白さとセンスで人気を集めて伝説となり、未だ根強く愛され続けている「ヘルシング」。その本番は、5巻の最終盤から始まるロンドン大戦争から始まるものであり、「ヘルシング」への評価のほとんどがそこからのものである。だがしかし、そもそもこの漫画は、それまでの準備期間からして秀逸であることも忘れてはいけない。もちろん「ヘルシングとはなんぞや」と問われれば、それはロンドンにて勃発する、剣と魔法と吸血鬼とガトリングとナチスのファンタジーバトルなり、と答えるのは当然であり、漫画の前半部分は、そこに立つ役者たちがいかなる者どもかという説明、すなわち導入でしかないだろう。のちのちの盛り上がりから見れば、「伊達男」だの「ルーク・ヤン兄弟」だのというのは、小粒であったと表現されてもおかしくはない。が、しかしながら、それは最後...この感想を読む

5.05.0
  • ダブルピースダブルピース
  • 3205view
  • 3505文字
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4.04.0
  • 螺子螺子
  • 175view
  • 1446文字

登場人物は全員キ○ガイ!(セラスを除く)な「ドリフターズ」の平野耕太による三つ巴バトル漫画

主人公は最強(作品中だけでなくて漫画界最強?)の吸血鬼、まず死なないHELLSINGといえばかなりの人気があるバトル漫画作品であり、全巻で10巻なので揃えやすく、また内容の充実度も高いので男性になら特にオススメしたい漫画である。子供には薦められないが。某オモシロ大百科でも紹介されており、そこには「登場人物が全員チートを使っており、とりあえず死なない。死んだとしてもチートを上回るチートによって死んだだけであり、結局チートである」などとヒドい紹介をされている。まぁ実際にはほとんどその通りなので、言いたいことは分かるのだが…。ちなみに主人公のアーカードについては同ページでは「チートが多すぎてもはやバグ」などと書かれていた。初代ポケモンで例えるならセレクトボタン+Bボタンみたいな存在だろうか、これはゲームのデータではなく概念みたいなモノだが。主人公のアーカードは作中で最強であり、大口径ハンドガンによる...この感想を読む

4.74.7
  • カレン・ロウカレン・ロウ
  • 637view
  • 2881文字

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