昭和の家族愛ドラマ
昭和初期を代表する家族愛を描いたドラマだと感じます。今の社会では家族がバラバラになって子供たちが育つことはあまりないと思うのですが、昔は貧乏な家庭が多かった為、仕方なく親が子供を手放した事もあったんだろうと思います。
そして現代社会は格差社会になっているので、もしかしたら今後柏木家のように、親が貧乏な為、子供を手放し育てる形が増えるかもしれないと思いました。ただ柏木家のように6人兄弟というのは今の社会では大家族となりますが、1人っ子や2人っ子が増えているので大家族が増える傾向はなさそうです。
また最近の子はとてもドライで、他人に無関心で人見知りという傾向にあると思うので、あんちゃんのように離れ離れになった兄弟を集結させて同じ家に住むような、面倒な事を考える人はなかなかいないと思います。
1番印象深かった話題としては、こうめがレイプをされ、兄弟みんなでレイプを乗り越えていった事です。とてもショッキングな出来事で、重いテーマでした。あんちゃんが加害者に対して、親が謝りに来ないという事に対して怒りをあらわにしていたシーンがありました。その時に、子供が悪い事をした時には、親の責任として親が謝りに行くのが筋だという事を嘆いてました。その時に親の責任とは何かという事を深く考えさせられました。
挿入歌としてチューリップのサボテンの花が使われていて、とても心に響く優しい歌でドラマと合っていました。
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