今も昔も思いは変わらず
この漫画との出会いは小学六年生の夏、友達の姉の部屋でした。まだ完結しておらず8巻まで出ていたんじゃないかな。
絵が綺麗で可愛くてすぐにどっぷりふしぎ遊戯に入れ込みました。この漫画何度も読みたい!と思った私はクリスマスプレゼントにまとめ買いをしてもらい、これで毎日読める!天国だ!とウハウハでした。我ながら単純ですね(笑)
でもその単純な六年生の私はふしぎ遊戯をきっかけにどんどん漫画好きの道をひた走るのでした。
ふしぎ遊戯といえば、一番の見どころは美朱と鬼宿との恋模様で、最後はどうなる?本の中の人間である鬼宿と美朱は結ばれるのか!?と言ったところですが、私の一番好きな場面は少し違います。
今も昔も私の心にずっしり残り、涙したのは、柳宿の最期とそこにつながるお話です。
女として星宿を愛し男として美朱を愛す。なんて切ないのでしょうか。星宿は美朱を愛しているしそれを柳宿は知っているわけだし。美朱は鬼宿と相思相愛。それでもなお男として美朱を愛している。あなたたちが相思相愛でもいいの。それでいいのよ。と鬼宿に打ち明け、それをこっそり聞いている美朱。もう切ないの極み!もう胸がちぎれそうでした。
優しいんだよね。柳宿って。そんな柳宿は力を振り絞り大岩を退けて絶命。もうやめて。岩なんていいから。生きて!
私はあなたに生きてほしい。生きて美朱を鬼宿と奪い合ったり、美朱が心揺らしたり、そんな姿が見たかったよ。今読んでもあの頃の私と同じ、やっぱり柳宿に生きてほしいと思っちゃう。
柳宿を語ると熱くなる私。三十路を過ぎてもなお柳宿のファンです。
私のように柳宿に胸を熱くした方いませんか!?
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