トラウマにもなる!
昔見た時にはとにかく怖いという印象。
ディズニーランドにあるピノキオのアトラクションにも中学生になるくらいまでは乗れなくなるくらいでした。
大人になって改めて見てみると、純粋無垢で善も悪も区別のついていないピノキオが
様々なことに巻き込まれながら善と悪を学んで人間になっていくお話だなと思います。
ただやはりサーカスのおじさんやモンストロは今見てもなんだか怖い…
必死に逃げて厳しいけど心優しいゼペットじぃさんの元に帰りたいと心の底から思っているであろう
あのタイミングでもう化け物のようなモンストロに飲み込まれるなんて悪い事は重なるとしか思えないし
あれはやはり子供の心を折るよなーと思います。
それ以外でも子供の喫煙や飲酒の描かれているので、作品発売当時だから許されているシーンだと思います。
現在では映画から喫煙シーンをとらなければR指定に、なんて動きもあるくらいですからね。
昔見たときは自分も子供だったからかピノキオが悪い子だからこんな目に合うんだなーとか思ってましたが
今になってみるとジミニーやゼペットじいさんの心の温かさがすごく身にしみるかんじです。
いくら悪いことしても温かく側で見守ってくれて、時には厳しい言葉になるからこそ
ピノキオと衝突して、それでも最後まで自分の命をかえりみずに助けに来てくれるなんて…
改めて親心ってすごいな、と感じさせてくれます。
一つだけなんか腑に落ちないのはブルーフェアリーの存在。
確かに最後にピノキオを本物の人間にしてくれるのだけどなぜ存在しているのかの背景設定が薄い…
まぁそれ以外が濃すぎるほど濃いのでそのくらいは気になりませんが。
とにかく子供と見るときはあとでフォローをいれながら見ないとな、と思っています。
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