悪意のない純粋な悪 - 悪の教典の感想

理解が深まる映画レビューサイト

映画レビュー数 5,784件

悪の教典

4.184.18
映像
4.09
脚本
4.14
キャスト
4.50
音楽
4.32
演出
4.23
感想数
11
観た人
14

悪意のない純粋な悪

4.54.5
映像
4.0
脚本
4.5
キャスト
4.5
音楽
5.0
演出
4.5

私たちの普段の生活の中で、目の前に邪魔な虫が飛んでいたらあなたはどうしますか? 大多数の人は、邪魔だからと叩き落としてあわよくばトドメを刺してしまう事でしょう。 この映画の主人公蓮実 聖司にとって、 自分以外の人間はまさに虫と同等の価値という認識しかもっていません。 自分の目障りとなった人物は情け容赦なく処分します。 そうです、けして無差別ではないのです。 目障りになった人間を、周りにバレないように、一切の慈悲もなく、シンプルに殺す。 情報収集のために拷問じみた殺し方をしたりもするものの、 基本的に殺し方は効率よくシンプルです。 快楽のためとか歪んだ性癖をもっているわけではまったくありません。 殺人衝動に駆られてといった発作的犯行もありません。 なんか邪魔なやつがいるから殺しとこう。みたいな。 ゲームで遭遇した敵キャラを倒すような感覚で、一人また一人と殺していきます。 そこには一切の悪意もない、あくまで我々の価値観に照らしてみた結果の純粋な悪が存在するのです。 なんだろな、久々に日本のサイコホラーが楽しめたようなそんな映画でした。

あなたも感想を書いてみませんか?
レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。
会員登録して感想を書く(無料)

他のレビュアーの感想・評価

悪が徹底している!

貴志さんの本は、いつもすごく面白くてかかさず読んでいたので、今回の映画化は非常に楽しみにしていました。 伊東英明もカッコいいし~♡ しかし、本当今回は吐きそうになるくらいひどかった・・・・ いつもこの方のお話は、ホラー要素も強いけどもうちょっとサスペンス的で心理的なんだけど、 これは、今までとは少し違う殺戮映画となっております。 わけもわからず殺されまくる生徒たちと、笑顔でジョークもいれながらまるでゲームのように殺しまくる伊東先生・・・。また伊東英明があってるんですよね~。 ホラーが平気な私も、途中でさすがに具合悪くなりました。 躊躇がない!そしてこれといった殺す理由がないんです。 そこが怖いんですよ。殺人がバレちゃった~、じゃあみんな殺しちゃえばいいか~みたいな・・・。 このあと、原作も読みましたが私の脳みそでは理解しきれませんでした。 深くて浅いんです。普通の人が頭で理解するという...この感想を読む

5.05.0
  • ぶうたぶうた
  • 81view
  • 431文字

感想をもっと見る(11件)

関連するタグ

悪の教典が好きな人におすすめの映画

ページの先頭へ