カズオ・イシグロの小説の映画化
臓器提供のためにクローン人間として生まれ、 ヘールシャムという寄宿学校のような施設で育った、キャシーとトミーとルース。 社会と隔絶された場所で生活していたために、 カフェでの注文の仕方も分からない状態です。 キャシーとトミーは相思相愛だったけれど、嫉妬と、 本当の恋をすれば臓器提供猶予期間がもらえるという噂から、 ルースがトミーを横取りしてしまいます。 キャシーは介護者としてルースとトミーと別れ、それ以来3人はばらばらになってしまいます。 とても重たいテーマの映画でした。 医療の倫理だとか、人間の尊厳だとか、考えさせられることがとても多い。 そして最後に介護者として残っていたキャシーも臓器提供の通知が来て、 まったく救いのない最後でした。 ヘールシャムの校長役のシャーロット・ランプリングがきれいだけど、 とても無機質で怖かったです。 酷いことはしないけれど、血も涙もないなぁって・・・。
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