精神的エログロドラマ。だけど暖かい。 - ボーイズ・オン・ザ・ランの感想

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ボーイズ・オン・ザ・ラン

4.754.75
映像
4.00
脚本
4.50
キャスト
5.00
音楽
5.00
演出
4.00
感想数
2
観た人
2

精神的エログロドラマ。だけど暖かい。

4.54.5
映像
4.0
脚本
4.5
キャスト
5.0
音楽
5.0
演出
4.0

現代の(一部の)若者から圧倒的支持を受ける漫画家、花沢健吾さん原作の同名漫画を、これまた現代の青春パンクバンド、銀杏BOYZのボーカルを務める峯田和伸が主演で映画化しています。 峯田はバンドマンでありながら、「アイデン&ティティ」や「少年メリケンサック」など、人気の青春映画作品に多数出演しており、演技の腕は安心。 というか、演技も何も主役の青年・田西の人格や雰囲気が、峯田そのもののようです。 テーマ曲はやはり銀杏BOYZで、これまたそのまま「ボーイズ・オン・ザ・ラン」。テーマ曲と主役と映画の協調性は完璧です。 最近ジャニーズ主演でドラマ化もされましたが、正直映画版の完成度には程遠い印象でした。 さて、この映画ですが、まず一つ、おそらくは絶対に家族で見るのには適しません。セックスや暴力シーンはもちろんですが、主人公の惨めさは一人で見る分にも堪えません。 ですがこの、「見るに堪えない主人公」が、曲がりなりにも世の中を自分の力のみで生きていく様に、最後は感動……するかどうかは微妙ですが、青春映画として「日陰者の青春」の描き方は素晴らしいの一言です。精神的に自信がある方にはおすすめです。

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