ボーイズ・オン・ザ・ランの評価
ボーイズ・オン・ザ・ランについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
ボーイズ・オン・ザ・ランの感想
精神的エログロドラマ。だけど暖かい。
現代の(一部の)若者から圧倒的支持を受ける漫画家、花沢健吾さん原作の同名漫画を、これまた現代の青春パンクバンド、銀杏BOYZのボーカルを務める峯田和伸が主演で映画化しています。峯田はバンドマンでありながら、「アイデン&ティティ」や「少年メリケンサック」など、人気の青春映画作品に多数出演しており、演技の腕は安心。というか、演技も何も主役の青年・田西の人格や雰囲気が、峯田そのもののようです。テーマ曲はやはり銀杏BOYZで、これまたそのまま「ボーイズ・オン・ザ・ラン」。テーマ曲と主役と映画の協調性は完璧です。最近ジャニーズ主演でドラマ化もされましたが、正直映画版の完成度には程遠い印象でした。さて、この映画ですが、まず一つ、おそらくは絶対に家族で見るのには適しません。セックスや暴力シーンはもちろんですが、主人公の惨めさは一人で見る分にも堪えません。ですがこの、「見るに堪えない主人公」が、曲がり...この感想を読む