自分が何者なのか
久々にパンチのある面白い映画に出会ったなって思います。 ガンガン撃ち合ったり、派手なシーンがあるわけではありませんが、いつの間にか引き込まれて、デンゼル演じる主人公と一体になってしまっています。 「洗脳」がテーマになるこの物語ですが、デンゼルの静かに洗脳されている姿がまたリアルで、今現実にいるのか、違う世界にいるのか観ている方もわからなくなります。 ショーン役の俳優さんもすごくうまくて、最後、自分の中の自分と戦い、デンゼルに笑顔を見せる姿は、何だか切なくこの人も苦しかったのだと悲しい気持ちになります。 やっと終わることができる、そんな気持ちがあの笑顔に表れていたと思います。 メリルストリープも改めてすごい女優さんだなって思います。 役にピッタリというか、説得力があり悪役なんだけど人間的で憎めず、すっごいいい味出してます。この映画は、キャストが本当にピッタリすぎて、奇跡を生んだ気がします。 最後は、いつものデンゼルの凛とした姿を見ることができて、ファンとしてはホッとしました。 絶対面白いので、是非観てみてください!
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