自分が何者なのか - クライシス・オブ・アメリカの感想

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映画レビュー数 5,784件

自分が何者なのか

5.05.0
映像
5.0
脚本
5.0
キャスト
5.0
音楽
5.0
演出
5.0

久々にパンチのある面白い映画に出会ったなって思います。  ガンガン撃ち合ったり、派手なシーンがあるわけではありませんが、いつの間にか引き込まれて、デンゼル演じる主人公と一体になってしまっています。  「洗脳」がテーマになるこの物語ですが、デンゼルの静かに洗脳されている姿がまたリアルで、今現実にいるのか、違う世界にいるのか観ている方もわからなくなります。  ショーン役の俳優さんもすごくうまくて、最後、自分の中の自分と戦い、デンゼルに笑顔を見せる姿は、何だか切なくこの人も苦しかったのだと悲しい気持ちになります。  やっと終わることができる、そんな気持ちがあの笑顔に表れていたと思います。  メリルストリープも改めてすごい女優さんだなって思います。  役にピッタリというか、説得力があり悪役なんだけど人間的で憎めず、すっごいいい味出してます。この映画は、キャストが本当にピッタリすぎて、奇跡を生んだ気がします。  最後は、いつものデンゼルの凛とした姿を見ることができて、ファンとしてはホッとしました。  絶対面白いので、是非観てみてください!

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