宮崎あおいの力量再認識。
櫻井翔演じる一止、宮崎あおい演じる榛名の夫婦が出す空気感が何とも落ち着く作品です。 一止はお医者さん。文学青年というか、話し方が独特だけど全然違和感がない…。不思議。 物凄く忙しい内科医で、だからこそ榛名の存在が大切なものなんだろうなと思います。 あ、髪型も独特。 一方、榛名は山岳写真家という、これがまたそうそう出会える感じではない職の人。 そして佇まいも選ぶ言葉もしっかりしてて、それでいて押しが強いとかではなくて優しい。こんな人になってみたい。一回。 これは宮崎あおいしか出来ない役柄だと言っても過言ではないのではないでしょうか。 安曇さんというお婆さんの患者さん。 一止に多くのことを学ばせてくれた人です。この人がどうなるのかというのも、私にこの映画を最後まで目が離せなくした大きな理由です。 御嶽荘の人たち。 一止にこういう仲間、絶対必要だよね…と思わせる、妙な説得力を帯びた雰囲気を持っていてくれる人たちです。 何なら病院のこととか置いといて、御嶽荘を舞台に一本映画作ってくれても延々観るよ私!とすら思う。(笑) とても素敵な住まいです。 医療ものではあるけど医療もの過ぎない、優しい文学的な雰囲気も楽しめる映画だと思います。
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