ケ・セラ・セラ - 知りすぎていた男の感想

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ケ・セラ・セラ

4.04.0
映像
4.0
脚本
4.5
キャスト
4.0
音楽
4.0
演出
4.0

ああ、素晴らしい。 古い映画は、余計な情報がないし、鑑賞者が理解できないくらい複雑なつくりにしないから、純粋な気持ちで楽しめるのがいいですね。 とはいえ、ちゃんとどんでん返しなんかつくっちゃうのが、ヒッチコック。 『サイコ』、『めまい』と観ていますが、かなり面白く、はまっています! で、ストーリーですが。 ベンとジョーの夫妻、子供のハンクの3人でモロッコ旅行にいきました。 そこでルイ・ベルナールというなぞの人物と出会います。しかしあるとき市場で、アラブ人に扮したルイ・ベルナールが突然現れ、「要人がロンドンで殺される。アンブローズにいけ」と遺言を残し、腕の中で死んでしまいます。 ベンは事情聴取で警察に呼ばれるが、その間に今度は息子のハンクがさらわれてしまいます。 実はこの誘拐犯こそが、ルイ・ベルナールを殺した犯人であり、要人暗殺にかかわっていたのです。そして更には大使がその陰謀の黒幕でした。 なんとか首相はジョーの叫び声によって救われ、ハンクも大使館に囚われているところを救うことができました。 ジョーがケ・セラ・セラを歌うシーンが好き。 政府要人やその婦人達はこのケ・セラ・セラを聞いた瞬間顔をしかめていましたが、これは「なるようになるさ」という田舎娘みたいな暢気な考え方が、合わないからなのでしょうか。 でも、温かみのある歌い方で、またそれにハンクが合わせて歌ったり、口笛を重ねるところもいいですね。

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