今の時代にも通用するどんでん返しサスペンス - めまいの感想

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今の時代にも通用するどんでん返しサスペンス

4.54.5
映像
4.0
脚本
4.5
キャスト
4.5
音楽
4.0
演出
4.5

これ面白い!! てかこの年代はカラーなんだ? ヒッチコックにはいつもいい意味で騙されてるなあ笑 どんどんヒッチコック作品はまってる。 まだ『鳥』、『サイコ』、『知りすぎていた男』しか見てないけど笑 途中、エルスターの妻が死んだところまでは、なんだ普通じゃんと思ったら… 実は替え玉。全ては妻を自殺に見せかけて殺すための罠でした。 カルロッタに憑かれてると信じ込ませ、追わせ、高所恐怖症なのを逆手にとって目撃者に仕立てた。 素晴らしい! そしてそっからの展開、エルスターの妻に似たような女ジュディが出てきて、スコティが執拗にストーカー紛いの行動や変態的な要求をするところも面白い。 しかし、そんなこんなで真相にたどり着き、スコティはジュディをエルスターの妻が死んだ塔に連れていきます。 最後はジュディに詰問して全てがクリアに、だが修道女が出てきて足を踏み外し落下。 おそらく修道女が死んだ奥さんに見えたのでしょう。天誅ですね。 でもそれならエルスターが死なないと笑 まあ、とにかく自身のもつ高所恐怖症を克服したのでよかったです。

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ヒッチコックの攻撃

ヒッチコックとキム・ノヴァクの罠この映画の監督のことを知らずに観始めると、「なんてロマンチックなメロドラマだろう」と思ってしまう。女優が、照明が、音楽が、美術が、全てが美しい。もちろんヒッチコックは観客が気づかないうちに、そんな優雅な気分から一変してサスペンスへと引き込んでいく。これこそがヒッチコックが仕掛けたリピートの罠だ。この映画は大きく二部に分かれる。一部は主人公の男性スコッティがマデリンとめくるめく恋に落ちていく。二部ではスコッティが同じように、マデリンにそっくりな女性に惹かれていく。この構成のなかで重要となっているのが、マデリンを演じるキム・ノヴァクだ。一部で登場するマデリンは、いわゆる普通の美女である。まさに映画のヒロインであり、か弱い女性、守りたくなる存在だ。しかし彼女がカルロッタに憑依された(演技をする)瞬間、まるで霧のようになるのだ。もちろん演出の効果もあるが、今にも...この感想を読む

5.05.0
  • 鯖味噌先輩鯖味噌先輩
  • 298view
  • 2006文字
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