計算された滑稽っていいよね。 - 笑の大学の感想

理解が深まる映画レビューサイト

映画レビュー数 5,784件

笑の大学

3.753.75
映像
3.88
脚本
3.88
キャスト
3.75
音楽
4.00
演出
3.63
感想数
4
観た人
5

計算された滑稽っていいよね。

4.04.0
映像
4.5
脚本
4.5
キャスト
4.5
音楽
4.5
演出
4.0

「笑の大学」というのは劇団名なんですね。 座付き作家の稲垣演じる椿一は、その検閲厳しい時代にあって尚なんとか喜劇を人々に届けるべく、役所演じる検閲官・向坂を巻き込んで台本に手を加えていくお話です。 2人とも相っ当、出ずっぱり。大変だったんじゃないでしょうか撮影。 特に向坂は、にべもないところからのテンションの変化ですもんね。 台本通りの順番じゃないと訳わかんなくなりそうです。お疲れ様です。 星監督の作り方も、特に二人の遣り取りのエスカレートの際の撮りっぷりなど、楽しんで観ました。 惜しむらくは変な日の変な時間に片田舎の映画館で観てしまったため、観客が私しかいなかったことだ…。 面白い場面も、シーン……  面白い会話があっても シーン……… なんか、ごめんなさい。 やっぱり大画面で見るなら誰かと空間を共有したいものですね。 あと、三谷さんが監督になった笑の大学もちょっと観てみたかった気もする。

あなたも感想を書いてみませんか?
レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。
会員登録して感想を書く(無料)

他のレビュアーの感想・評価

俳優の演技力が面白さの明暗を分ける

役所広司さんが面白い役所広司さん演じる向坂の理不尽さが、本編の笑いの全てを担っていると考えられます。当作品の主人公は、稲垣吾郎さんが演じる椿一です。しかし、本編の中で、主人公であり主役の存在を、喰ってしまっているのが向坂の存在です。それだけ、存在感が大きく、演技が光っていることの表れと考えられるのではないでしょうか。一方の稲垣吾郎さんはSMAPとして、歌や踊り、タレント業でも活躍されている方です。やはり、演技の面では、役者業を専門としている役所広司さんに分があるのだと考えられます。役所広司さんといえば、「Shall we ダンス?」で主演されていたイメージがあり、とても穏やかな印象の方です。しかし、当作品の向坂は、「Shall we ダンス?」のイメージとは全く異なるもので、堅物の印象が強いです。また、戦時中における警察官というのは、恐ろしい印象であり、怒らせようものなら逮捕されてしまう時...この感想を読む

5.05.0
  • つくもつくも
  • 266view
  • 3271文字
PICKUP

感想をもっと見る(4件)

関連するタグ

笑の大学を観た人はこんな映画も観ています

笑の大学が好きな人におすすめの映画

ページの先頭へ