精神を削ってまで演じたナタリー・ポートマンの役者魂! - ブラック・スワンの感想

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精神を削ってまで演じたナタリー・ポートマンの役者魂!

4.04.0
映像
4.5
脚本
4.0
キャスト
4.5
音楽
4.5
演出
4.5

一流バレエ団に所属するナタリー・ポートマン演じる主人公ニナが白鳥の湖の主役候補に挙げられた時から何かが狂い始める。 官能的な黒と純真無垢の白の二面性をもつ白鳥の湖の主役を正反対の性格の新人リリーと争い、リリーより長く踊ってきたプライドと官能的な踊りができない焦りから彼女の心はどこか壊れていく。 そんな現場を離れても家では彼女に異常な期待と異様な愛情を与える母親が待っている。 息も詰まる現実の中でニナは現実と空想の違いが徐々に分からなくなっていっていた・・・ ナタリーの迫真の演技は見る者を引き込む力がありましたが、実際にその後キャラクターを引きずってしまい、精神的に消耗していたそうです。 そこまで役に打ち込んだ彼女の気合はさすがとしか言えません。 また、彼女のライバルとして登場するリリーを演じるミラ・キュニスは映画の中でも現実でも自由奔放な女性で、ある意味この作品は役者本人を映し出しているのではないかと疑ってしまいました・・・

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観客をクギ付けにする完璧な作品

ナタリー・ポートマンから目が離せないナタリー・ポートマン主演の心理スリラーを描いた作品。彼女が演じる主人公ニナが、「白鳥の湖」の主役に抜擢した事から、精神に異常をきたし物語は展開していきます。とにかく、ナタリー・ポートマン演じるニナから目が離せません。ニナは内気で臆病、ハッキリとした自分の意見も言えない女の子、見ていてイライラするのですが、彼女の魅力にはまってしまいます。ニナの心の葛藤を、演出とナタリー・ポートマンで素晴らしい作品に仕上げています。特に注目したいのが、ナタリー・ポートマンの表情と仕草、そして彼女の回りに張りつめた緊張感が漂う空間です。先ずは、ニナの精神的に苦しむ表情を追って頂きたい。彼女が切なげな顔をすると、眉毛が下がりその切なさや苦しみを、観ている観客に伝えてきます。美しい彼女に、あの眉毛の変化を見たら、誰もが手を指し伸べたくなるのではないでしょうか?そして、彼女の仕...この感想を読む

5.05.0
  • mayurinmayurin
  • 125view
  • 2045文字
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華やかな裏には影が必ずある

あるバレエ劇団、そしてそこに所属するバレリーナや家族の話を描いているのですが、衝撃的でした。ニナは母の夢を背負ってバレリーナとして頑張っていた。劇団の次の演目が「白鳥の湖」に決まり、そこで今までプリマだったべスを外し、新たにプリマを選ぶことが決まる。バレエをしている人の憧れはプリマ、ましては白鳥の湖となるとどうしても選ばれたいと思うニナ。ニナは真面目なのでホワイトスワンを演じるのには問題はないが、ブラックスワンを演じる性的魅力が全くなかった。そこに現れるのが新人のリリー。彼女はニナにはない性的魅力があり、彼女にプリマの座を取られるのではないかと不安になる。ニナはプリマの座を獲得したがブラックスワンを演じることができないというプレッシャーからか幻想を見るようになる。最後はとっても悲しいような何とも言えない終わり方でした。プリマの座を獲得したのはいいが、そのプレッシャーで精神を壊してしまう...この感想を読む

5.05.0
  • もりぴよもりぴよ
  • 132view
  • 444文字

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