精神を削ってまで演じたナタリー・ポートマンの役者魂!
一流バレエ団に所属するナタリー・ポートマン演じる主人公ニナが白鳥の湖の主役候補に挙げられた時から何かが狂い始める。 官能的な黒と純真無垢の白の二面性をもつ白鳥の湖の主役を正反対の性格の新人リリーと争い、リリーより長く踊ってきたプライドと官能的な踊りができない焦りから彼女の心はどこか壊れていく。 そんな現場を離れても家では彼女に異常な期待と異様な愛情を与える母親が待っている。 息も詰まる現実の中でニナは現実と空想の違いが徐々に分からなくなっていっていた・・・ ナタリーの迫真の演技は見る者を引き込む力がありましたが、実際にその後キャラクターを引きずってしまい、精神的に消耗していたそうです。 そこまで役に打ち込んだ彼女の気合はさすがとしか言えません。 また、彼女のライバルとして登場するリリーを演じるミラ・キュニスは映画の中でも現実でも自由奔放な女性で、ある意味この作品は役者本人を映し出しているのではないかと疑ってしまいました・・・
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