個人的に好きな要素が散りばめられてて。
竹内結子主演、行定勲監督による短編映画であり、長編の携帯端末CMでもあります。 竹内結子演じるショコラの話すお伽話は、妹のテンコにとって不思議な存在。 けれど時を経て、携帯電話の動画機能も絡んできて、そのお伽話のはずのものがテンコの背中を押し、ショコラの旅をちょっとなぞることになります。 ちなみに私はテンコ役の大塚ちひろさん…現・大塚千弘さんが好きで見ました。 彼女の声とか表情とかを、大いに堪能できたのでそれだけでも満足。 そして作品中に出てくるお家の雰囲気も、喫茶店の雰囲気も相当素敵でした。 これでもかって程の文明の先端である携帯という存在をしっかり見せていながら、どこか幻想的な作品に仕上がっています。不思議。 つかみどころのない綺麗な姉って、ちょっと憧れません? ものすごい迫力あるテンポなわけでもメッセージ性が強いわけでもないので観る人を選ぶかもしれませんが、ぼんやり映像を眺めているだけでも嬉しくなるキャスティングや画の感じが個人的にはたまりませんでした。
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