短編復活のあらすじ・作品解説
短編復活は、集英社が2002年に発行した16人の作家の短編を集めたアンソロジーである。創刊15周年を迎え、『小説すばる』に掲載されてきた数多の短編小説の中から、集英社文庫編集部が選りすぐりの作品を集めたものである。この作品は、経済産業省の2002年出版業界の調査より出版不況と呼ばれ、短編の冬といわれた時代に、世の中に短編小説の意義を問う本として出版された。ジャンルはミステリーから恋愛小説、爆笑ユーモア、精神錯乱の登場人物、奇形人間といった毒のあるものや秀逸なものまでジャンルを問わず名作をまとめたものである。 作家は赤川次郎、浅田次郎、伊集院静、北方謙三、椎名誠、篠田節子、清水義範、志水辰夫、坂東眞砂子、東野圭吾、宮部みゆき、群ようこ、山本文緒、唯川恵と名だたる者ばかりである。各著者の作風を知るのに適した作品集ともいえる。なお裏表紙には「心を癒し楽しませる、極上の読書体験を保証します。」と一筆添えられている。
短編復活の評価
短編復活の感想
いろいろな物語が読めますが、印象に残らない
通勤用に、気軽に読める短編集をと思い購入しました。「小説すばる」に掲載された短編小説群から秀作16編が収録されている内容で、そうそうたるメンバーの作品が掲載されています。かなり期待して購入したのですが、はっきりいって、全然内容が頭に残らない話ばかりでした。短編すぎるのも良くないですね;この人は、どんな作風なんだろうと知るのにはいい小説だと思いますが、すでに愛読している 宮部みゆき、椎名誠以外には私は好みの作家さんを見つけることができませんでした。様々なジャンルが掲載されているので、なんとなく読みたい方にはいいかも。わたしは、もう2度目読むことはないだろうといった感じです。