今生での地獄と死んでからの地獄では・・・
今生での地獄の恐ろしさ「今生で地獄を見た」と表現される場合、それは戦場で体験した場面を表現していることが多いのではないでしょうか。多くの死体があるからというだけではなく、人間のおぞましい姿を間近で見せられるからかもしれません。日本国土でもっとも悲惨な戦場となったのは「沖縄」です。アメリカ兵の攻撃に遭い亡くなった人はもちろん、捕虜になるくらいならと自決して亡くなった人も多いようですが、驚くことに同じ国でありながら、日本兵に殺された地元民もいたようです。ここでは「ガマ(ほら穴)」で起こった、事実とは信じがたい日本兵の姿がまるで地獄の鬼のように表現されています。当時は捕虜になると死んだほうがましだったと思うぐらい、ひどい扱いをアメリカ兵から受けると言われていたようです。そのために親たちは子どもたちをそんな目に遭わせたくないと、逃げられないと思った時には子どもも道連れにして自決していたようです...この感想を読む
5.05.0
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