STEINS;GATE 哀心迷図のバベルの評価
STEINS;GATE 哀心迷図のバベルについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
STEINS;GATE 哀心迷図のバベルの感想
文句無しの外伝。
何と言っても高い画力・表現力。実はこの漫画家さんの漫画を読むのは初めてだったのですが、あっという間に高い画力と表現力に引き込まれました。STEINS;GATEは主人公やその仲間たちの運命への絶望と葛藤、その打破に軸をおいて漫画ですが、それらを余すことなく表現し尽くしている素晴らしい作画力であると思います。原作シュタゲファンには是非とも読んでほしい作品の裏側原作のSTEINS;GATEでは圧倒的悪者として描かれていたドクター中鉢。メインヒロインである紅莉栖の父親でありながら、よくできる娘への嫉妬からついには娘を刺してしまう「THE 外道」として描かれていますが、彼がどうしてそのような境地に至ってしまったのかについて綿密に描かれています。読めば読むほど、STEINS;GATE本編が切なくも哀しくも、後味が悪くも、救われたような気持ちにもなる。先述のとおり、紅莉栖の父・中鉢は本編ではとことん悪者として描かれていますが、本作は過去...この感想を読む