まる子だったの評価
まる子だったについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が3件掲載中です。
各項目の評価分布
まる子だったの感想
忘れていた感情を思い出させてくれる作品
前作に続き原作の元になった実体験が満載この作品はシリーズ物で、三部作だと第一作目の「あのころ」で紹介されている。題名が、二作目の「まる子だった」と三作目の「ももこの話」と、一文になっているので、何となく三作全部気になって読みたくなるような趣向になっている。二作目も前作同様、この話はあの回の元になってるんだと、ファンなら興味深く思い出せるエピソードが満載であるが、とにかく掘り下げ方が詳細で、さくらさんは日記でもつける癖があって、一日一日の家族や級友とのやり取り、その時の感情を記録していたのか?と思うほどである。喜びや悲しみが全力だった日々二作目の「まる子だった」の特徴として、基本は原作漫画の元ネタの裏話というスタンスは変わらないが、忘れてしまった感情を思い出させてくれるエピソードが多いという点がある。小学生時代は、喜びや幸福感、悲しみや不安感に対し、誰しも全力だったのではないか。この作品...この感想を読む