黄色い目の魚の評価
黄色い目の魚の感想
青春恋愛小説
とても思い入れのある一冊。いわゆる”ボーイ ミーツ ガール”系の物語、と言っても良いのかな。初めて読んだのは確か自分も学生の時で、主人公たちの日常が自分にとってとても身近に感じられたように記憶している。印象的なシーンが多々。小さな頃の、リンゴの絵が描けない、と泣く場面とか。本当に泣いている理由は別にあるというのが言外に感じられて切なくなった。二人がお互いに魅かれているというのが分かるのに、似鳥ちゃんの存在が、唯一この小説の中で納得いかないところと言うか。そういう人物描写も佐藤多佳子さんのお上手なところなのだろうな、と思うけれど、やっぱり寄り道しないで欲しかったなー、と思う。
黄色い目の魚の登場キャラクター
村田みのる
よみがな:むらたみのる ニックネーム:みのり 年齢(作品時):16歳 性別:おんな 国籍:日本 所属:高校生 性格:慌てずや 嫉妬焼き 特徴:絵を通しての駆け引き 趣味:絵を描くこと 特技:絵を描くこと 物語上での目的:特別な関係だった二人が絵を描いて惹かれ合うきもち