クライマーズ・ハイの評価
クライマーズ・ハイの感想
新聞記者の心情や葛藤を感じ取れます
日本航空123便墜落事故を題材とし、この事故に対しての(架空の)地方新聞社が舞台となります。その中で、全権デスクに指名された1記者が主人公となります。過酷な現場取材、他社との駆け引き。そして、自社内の圧力や妨害から、記者としてどのようにこの事故を報道するかと悩む中、突然の遺族の訪問から自身の方向性を見出します。事故後の現場の悲惨さ、記者の精神への影響なども描かれており、興味深い作品となっています。特にTV、新聞の報道がすべてで、、些細なミスで大きな影響のでる時代の報道の重圧を感じました。著者の横山さんは、実際に記者としてこの事故を体験したということで、とてもリアリティーのある作品に仕上がっています。
クライマーズ・ハイの登場キャラクター
追村穣
性別:男性 国籍:日本 所属:北関東新聞社 特徴:事故記事の取扱いや取材方針を巡ってしばしば悠木と対立する 価値観:若手記者が未曾有の大事故の現場を踏むことを善しとしていない 派閥:武闘派 異名:「癇癪玉」 役職:編集局次長 役割:「大久保・連赤」では県警キャップ 社内派閥:社長派
悠木和雅
よみがな:ゆうきかずお 性別:男性 国籍:日本 所属:北関東新聞社 特徴:社内の登山サークル「登ろう会」に所属 価値観:自分には部下を統べる資格も力量もないとして、管理職に就くことを拒み続ける 物語上での目的:新聞を買い求めに来た事故遺族の姿を目にし、ようやく自分がやるべき仕事を見出すのだった 職業:...