オレたちバブル入行組の感想/考察/ネタバレ

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小説レビュー数 3,368件

オレたちバブル入行組

3.883.88
文章力
4.25
ストーリー
4.13
キャラクター
3.88
設定
4.50
演出
4.50
感想数
4
読んだ人
22

オレたちバブル入行組の感想一覧

池井戸 潤による小説「オレたちバブル入行組」についての感想が4件掲載中です。実際に小説を読んだレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。

企業を舞台としたエンタメ小説かな?

ドラマ「半沢直樹」の原作本。バブル期に大手銀行に入行した半沢直樹。希望を胸に抱いていた入行時も今は昔、バブルは崩壊し、銀行は決して潰れないという神話も崩れ去って久しい。そんな中で半沢は融資課長を務めていた。ある時、支店長のゴリ押しで5億円を融資したばかりの会社が倒産してしまい、社長はどこかへ雲隠れ。さらに半沢の上司である支店長が、その責任を全部半沢に押し付けようとする。しかしここで半沢は泣き寝入りなどせず、5億円の回収に乗り出し、さらに復讐までやってのける。この展開で面白くないわけが無い。敢えてマイナス点を挙げるなら、理不尽な上司に「倍返し」というのは痛快ではあったけれど、少々やりすぎというか追い詰めすぎかな?という気がしないでもない。あと、5億を無担保で融資なんて真似を、いくら支店長のゴリ押しでもやれるものか?という疑問は残る。しかし元バンカーである作者ならではの、リアリティとフィクショ...この感想を読む

4.04.0
  • 黝璽黝璽
  • 85view
  • 419文字

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