だからこそ、殺した。
酷薄男の告白ある男がいた。その男は昔から動物が好きでこよなく愛する優しい男だった。月日は流れ男はある女性と結ばれ沢山の動物を飼った、だか酒に溺れるようになってからというもの男は擦り寄ってくる動物を嫌悪するようになる虐待し妻にも手を挙げるようになる、でもどうしてかペットとして飼っていた黒猫のプルートーには何故か手を挙げなかった。主人公の男は更に酒乱となりある時そのプルートーにも手を挙げてしまい片目をくり抜き木に吊るし殺してしまう。その晩その男の屋敷は原因不明の火事になり屋敷は全焼、残った壁に首にロープを巻き付けた大きな猫の姿が焼き付いて残っていた。衝動的なその殺意に男は後悔しプルートーに似た猫を引き取るが…。短編小説となっているこの小説は超短編とでも言えるほど短い話、早い人であれば十五分ほどで読めてしまうが印象に残るお話。ホラーと言うよりも不思議で黒猫の復讐劇?と言える。主人公である男が...この感想を読む
3.53.5
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