天と地の守り人 第3部の評価
天と地の守り人 第3部の感想
ついに最終巻です。
あれだけ楽しみにしていた守り人シリーズもついに最終巻になりました。最終巻ということで、読み終えることになんとも言えないもの悲しさが残りました。あんなに広げていた物語の大風呂敷も、なんとも綺麗に畳まれ過去の作品に於いて、ひかれていた伏線もすべて綺麗に回収されており作者の力量を感じることが出来ました。物語はいよいよ、新ヨゴ皇国へ戻ります。物語の始まりの国で、綺麗に終わる。素晴らしい構成だと思います。何度も言いますが、本当にこれが児童書であったなんて信じられません。日本にもこんなに素晴らしいファンタジー作品があったとは知らないなんて勿体ないです。まだ読んだことのない方には、ぜひぜひ読んでほしい。子供にもぜひ!
守り人シリーズ最終作の第三部
シリーズ最終作です。読み終わった後は寂しさはありますが物足りないとは感じませんでした。あれだけ広げられた大風呂敷が綺麗に過不足無く畳まれていく物語の展開は見事だったと思います。著者は全てを出しきって物語を終わらせてくれたと思います。完全なハッピーエンドとは言えませんが、納得のできる内容でした。帝とは結局和解できませんでしたが、あそこまで自分を天の子と信じ貫き通したことは素直にすごいと思いました。もう書かれることはないと思いますが、バルサ達の今後に幸多からんことを願います。本当に面白い物語を読むことができて感謝しています。これからも面白い物語を創っていって欲しいです。