流れ星レンズのあらすじ・作品解説
流れ星レンズは、集英社の漫画雑誌りぼんにおいて2011年から2014年に連載されていた恋愛作品である。作者は村田真優であり、単行本は全10巻が発行されている。長期連載前には、同タイトルで2011年に5回分の話が前身の作品として掲載されている。 主人公の花籠凛咲は中学二年生であり、別のクラスに所属する学校一の人気者である夕暮統牙に恋をする。地味な性格であり、今まで異性とも付き合ったことのない凛咲は、異なるクラスにいる統牙との接点を作るために色々と努力を重ね、やっとの思いで告白し、付き合うことになる。 晴れてカップルとなった二人だが、お互いの友人関係の違いが二人を悩ませたり、お互いの想いがすれ違ったりするなど、恋愛における様々なハードルにぶつかっていくなどを経験し、多感な中学生における恋愛模様や人間関係を魅力的に描いている。 同作品は2012年にりぼんアニメフェスタにてアニメ化され、テレビ番組でも放映されている。
流れ星レンズの評価
流れ星レンズの感想
不安なく最後までさらーっと読めてしまう優しいマンガ
悪い人がいないからサスペンス的ドロドロが苦手な人に向いているこのお話では、とにかく悪い人がいません。蜂野くんがいましたけど、あまりいい働きしてませんでしたね。主要メンバーとヒロイン・そのお友達、すべてのお話がつまったストーリー展開なんですが、みんな真面目で良い子ばかりです。学校で光り輝いている人気者グループのリーダー・夕暮(ゆうぐれ)くん。そしてまだ恋を知らなかった凛咲(りさ)との恋のお話。まだ中学2年生だしね、恋を知らないっていうのもあるよね。人気があっても男子とばっかりつるんでるイケメンっていますから、これはあながち間違ってないです。早くも第1巻でめでたく付き合うことができるんですけど、個人的に一番の驚きは校長先生だよね…校長先生が遊んでくれる学校ってなんてすばらしい!って思ってしまいました。学校大好きになりそう。そして決して校長先生を馬鹿にしていない夕暮グループの性格の良さ。中学生...この感想を読む
かわいらしいリア充のほのぼの漫画
なんだかんだ積極的なリサまだ恋をしたことがなかったリサのもとに、窓ガラスを割って野球ボールと男の子が飛び込んでくる。それはまさに、彗星に打たれたがごとく…というのをうまく学校生活のワンシーンに加えた表現で、なかなか手の込んだ表現だなーと思う。それをきっかけに、学校で一番人気の男の子と話すきっかけができたリサ。今までの自分になかったものを見せてくれる夕暮くんのことを、自然と好きになっていくのだ。「これが恋かどうかわからない」というめんどくささはなく、リサがちゃんと自分で見つけて、自分で恋を育てていく。そして、夕暮くんがいつも行ったことのない世界に連れ出してくれるのだ。そのあたりを、ベランダを使ってうまく表現しているよね。ベランダは危ないから出るな、と禁止テープを貼られて、それが夕暮くんへの道が断たれたような印象を与えた。そこを打破するイメージを、そのままリサがテープをビリビリ破いて、ベラ...この感想を読む
流れ星レンズの登場キャラクター
夕暮統牙
よみがな:ゆうぐれとうが ニックネーム:とうが・夕暮くん 生年月日:6月25日 年齢(作品時):14歳 星座:かに座 性別:男 国籍:日本 性格:学年で一番人気がある。雰囲気はチャラいが、根は真面目で一途な男の子。 物語上での目的:凛咲の初カレとなって、リードをするが凛咲をどう扱っていいのか不安になる。 兄弟...
花籠凛咲
よみがな:はなかごりさ ニックネーム:りさちん・りさ 生年月日:8月10日 年齢(作品時):14歳 星座:獅子座 性別:女 国籍:日本 性格:自分のことより他人に気を使いすぎる性格。 物語上での目的:憧れだった夕暮くんと付き合えたが、自分が本当に夕暮くんと釣り合っているのか心配になっている。 兄弟構成:一人っ子