うさぎパンのあらすじ/作品解説

読んでよかった。

面白かった。とかっていうより、読んで良かったな。って感じる本。帯にも書いてあったけど「ああ、この本に出会えて、本当によかったぁ。」って感じ。あったかい気持ちにさせてくれる。本編と文庫本用に書き下ろしたスピンオフ的な短編「はちみつ」があるんだけど、どっちもいい。「うさぎパン」は女の子の純な恋愛に、経験豊富な大学生と幽霊となって現れた産みの親。恋愛話も然ることながら親子愛もあって、サプライズもあり。そして更に一つ上を行く展開に。最後に、ふぅーとため息がでちゃう。「はちみつ」もあまーい、恋愛短編。「うさぎパン」に出てくる大学生が主人公。これまた何とも言えないあったかいお話。そして全部読み終わるとパンが無性に食べたくなるかも。