獣の奏者の評価
獣の奏者についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
獣の奏者の感想
緻密な世界観の長編ファンタジー
この作品の著者は精霊の守り人シリーズが有名な上橋菜穂子さんです。精霊の守り人シリーズとはまた違った世界の話ですが、世界観がきっちりしていてとても作品世界にのめり込みやすいです。作品世界の精緻な設定は流石の一言です。第一巻に当たる闘蛇編では主人公エリンの幼い子供時代から母との別れや、ジョウンとの出会い、母と同じ獣ノ医術師を目指す少女時代までが描かれます。全四巻で完結するのでまだまだ導入編という感じで作品世界の生き物や国、人々の謎が散りばめられています。続きが気になるところで終わってしまうので、物語が一旦区切りを迎える第二巻の王獣編まで読むことをおすすめします。