溺れるナイフのあらすじ・作品解説
『溺れるナイフ』は、ジョージ朝倉による日本の少女漫画である。講談社の「別冊フレンド」にて掲載されていた。 単行本は全17巻。 ストーリーは、12歳にして読者モデルをしている夏芽は、、父に故郷である田舎町へ引っ越しをすることになる。そこで出会った航一郎に惹かれ、二人の恋愛へと発展していくうちに事件が起こるという物語である。題名の「ナイフ」とは十代の自意識のことであり、若者のむき出しの青春を多彩に描いている。読者からの指示もあり、2010年の「このマンガがすごい!」オンナ編17位を獲得している。 2004年からの別冊フレンド掲載から2014年まで10年間の連載であった。主人公たちも10年間の成長を追うので、時の流れの描き方がストーリーをリアルにさせている。よくるキュンキュンするような少女漫画を描くのではなく、突き刺すような青春を描いた内容が斬新で新しく、これまでの少女漫画を覆すような少女漫画である。
溺れるナイフの評価
溺れるナイフの感想
私の体験に基づく気持ち
十代の心の渦自分は特別なのか?自分なんていなくてもいいのではないか?誰もが一度は思ったことがあるのではないでしょうか。読者モデルの主人公夏芽と資産家の家の長男でやりたい放題の航一郎、二人が互いを刺激しあう中、自分の中で心の変化がおこる。「もうこの人しか見えない」中高生の頃、よく思いました。そのため道を踏み外したこともあります。その時の気持ちがよみがえってきたような、その時に戻りたいような、懐かしいようでもどかしいようなそんな気持ちになりました。だれかに認められることっていくつになっても嬉しいものですよね。十代のころは、誰でもない、自分の好きな人に好きだと言ってもらえる、求めてもらえる、それが認められると思っていました。自分がこの世で一番幸せで特別なんだと思ったものです。突然の絶望と別れ読者モデルの夏芽にふりかかる災難。それを期に二人の道は別れ始めてしまう。別れても意識してしまう。だって...この感想を読む
コウちゃんとナツメちゃん
ジョージ朝倉さんの漫画が好きです。色々好きな作品ありますが、この漫画は決定打です。読んでてきつくて苦しくなります。でも大好きなんです。読み終わってからの率直な意見…それは…コウちゃんみたいな人が小学校の同じクラスにいなくて良かった゜(゜´Д`゜)゜自分が夏芽ちゃんじゃなくて良かった…です。コウちゃんが同じクラスにいて、コウちゃんから、口悪くののしられて、いじめられて、でもたまに優しくされて、名前を呼び捨てにされたりしたら…多分ぬけだせません。そばにいれるだけでいい、見てるだけでいい、つきあえなくていい、もう何でもいいからそばにいたい゜(゜´Д`゜)もう絶対私だったらカナちゃん人生まっしぐらです。ましてや、夏芽ちゃんみたいに一度でも愛された記憶、彼女になった記憶があったら…もう落ちていくしかないです。コウちゃんに。コウちゃんはやっぱり夏芽ちゃんじゃないとダメです。私じゃダメです(T_T)コウちゃん...この感想を読む
ただのガキとは違うのぅ
田舎に急遽引っ越した都会の中学生モデルの話。めでたくコウちゃんと付き合うことになって世界が変わった夏芽。一方でコウはあまり嬉しく思っていません。付き合う前の夏芽とのやり取りの方が面白かったみたい。多分、コウちゃんんて自分の世界がある、自分の足でしっかり立ってる子が好きなんだろうね。さて、有名になった夏芽の周りでは不審な話が続きます。ものがなくなったり、先輩にからかわれたり、男子にじろじろ見られたり(まあ中学生男子なら水着には弱いかのう)、カナちゃんは相変わらずライバルのままだったり。なんというか、早瀬は裏表なく友達な感じがするんだけど、カナちゃんは裏ありそうなんだよなぁ。本巻何も進展ないものの。それよりも急に出てきた大学院生の動きが怪しすぎる。気をつけろ夏芽。
溺れるナイフの登場キャラクター
大友勝利
よみがな:おおともかつとし ニックネーム:大友 年齢(作品時):15歳 性別:男 国籍:日本 住まい:浮雲町 性格:おおらかで優しく明るい 趣味:ギター 特技:サーフィン 物語上での目的:主人公の元彼
長谷川航一朗
よみがな:はせがわこういちろう ニックネーム:コウ、コウちゃん 性別:男性 国籍:日本 性格:暴力的 特徴:大地主の跡取り息子 趣味:読書 兄弟:姉がいる 実家:長谷川産業を経営している大金持ち 幼稚園時代:非常に暴力的で荒れていた
望月夏芽
よみがな:もちづきなつめ 性別:女性 国籍:日本 特徴:きれいな顔立ちの美少女 価値観:刺激的な何かを求める 兄弟:弟がいる 仕事:モデル 実家:旅館 体型:長身でほっそりとした手足 雰囲気:浮いた雰囲気