アイディ。の評価
アイディ。の感想
坂本真綾さんのエッセイ。
かつて別装丁で販売されていた坂本真綾さんのエッセイ。数年を経て、文庫になりました。幼少期に入った小さな劇団のこと、ミュージカル「レ・ミゼラブル」のエポニーヌ役のこと、といった彼女の転機についてのことが詳しく語られているのが興味深いです。声優としてもアニメ、洋画、ゲーム、ナレーション…と多様に活躍していて、更に歌手としても表情豊かな歌唱力を持ち、近年ではシンガーソングライターとしてもアルバム丸一枚を自分で形にしてリリースしたりしています。素敵な歌詞やエッセイを書く人でもあり、飽きさせません。失礼な言い方になるかな…自分と持ってるものが違いすぎて、悩みなんてないのかと思ってたので、このエッセイはほんと読み応えがあったんですよね。俗にいう有名税とかとはまた違ったところでしんどいことはあるんだな…と。自分も頑張らないとなあと思えます。