わが母の記の評価/評判

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小説レビュー数 3,368件

わが母の記

4.504.50
文章力
5.00
ストーリー
4.50
キャラクター
4.50
設定
5.00
演出
5.00
感想数
1
読んだ人
1

わが母の記の評価

わが母の記についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。

総合評価
4.504.50
(1件)
文章力
5.005.00
ストーリー
4.504.50
キャラクター
4.504.50
設定
5.005.00
演出
5.005.00

各項目の評価分布

総合評価

4.504.50
5.0
0
4.5-4.9
1
4.0-4.5
0
3.5-3.9
0
3.0-3.4
0
2.5-2.9
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2.0-2.4
0
1.5-1.9
0
1.0-1.4
0

文章力

5.005.00
5.0
1
4.5-4.9
0
4.0-4.5
0
3.5-3.9
0
3.0-3.4
0
2.5-2.9
0
2.0-2.4
0
1.5-1.9
0
1.0-1.4
0

ストーリー

4.504.50
5.0
0
4.5-4.9
1
4.0-4.5
0
3.5-3.9
0
3.0-3.4
0
2.5-2.9
0
2.0-2.4
0
1.5-1.9
0
1.0-1.4
0

キャラクター

4.504.50
5.0
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4.5-4.9
1
4.0-4.5
0
3.5-3.9
0
3.0-3.4
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2.5-2.9
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設定

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5.0
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4.5-4.9
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4.0-4.5
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3.5-3.9
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演出

5.005.00
5.0
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4.5-4.9
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4.0-4.5
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3.5-3.9
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3.0-3.4
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2.5-2.9
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0
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0

わが母の記の感想

お涙頂戴ではない、冷静かつ率直な親子の実像

井上靖が実母の老年、晩年について描いた小説。エッセイでも日記でもなく、きちんと物語の体裁をとって、母親が老い、惚けていく姿を冷静に綴っています。読書感想などを見ていると「冷たい」という感想が多いようですが、井上靖と母親のあいだには確執とはいわないまでも、生育期に隔たった過去があり、メロドラマ的にならないのは書き手の息子の側の問題ではなく、ふたりの関係性によるものと思われます。そうはいっても、記憶が薄れていくことへの克明な気づきは、作家の観察眼ならではだと思いますし、それゆえに起きる戸惑いが随所に表れ、むしろ率直な親子の姿だなあ、と感じました。そして、人って死ぬ間際まで、何十年も前のことをひきずるんだなあーとも。お互い年を重ね、子孫が大きくなっていくような頃になっても、ぎくしゃくしたものが残るものなんですねえ。映画化されて、ずいぶん「美しい親子愛」みたいにされちゃったようですが、そういう...この感想を読む

4.54.5
  • nyan_chunyan_chu
  • 105view
  • 448文字

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