氷点のあらすじ/作品解説

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氷点

4.754.75
文章力
4.25
ストーリー
4.75
キャラクター
4.75
設定
5.00
演出
4.25
感想数
2
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氷点のあらすじ・作品解説

「氷点」は、1964年から1965年にかけて朝日新聞に連載された、三浦綾子の小説である。 幼い娘を殺された夫婦が、亡くなった娘の代わりに女の子を引き取って育てるが、実はこの子が実の娘を殺した殺人犯の子だとわかり、継母はこの子をいじめつくすようになるところから、この物語は始まる。 タイトルは、困難な状況にもかかわらず前向きに生きようとする主人公の心が凍りついた瞬間を表わしており、クリスチャンの三浦はそれを、継母のひどい仕打ちのせいではなく、人間が生まれながらにして持っている原罪(original sin)に気付いたからであると表現している。 1966年には映画化されており、若尾文子らが出演している。また、1966年、1971年、1981年、1989年、2001年、2006年にテレビ・ドラマ化もされているし、韓国や台湾でもドラマ化・映画化されている。 なお、長寿番組の「笑点」というタイトルは、立川談志がこの作品をもじって命名したものである。

氷点の評価

総合評価
4.754.75
(2件)
文章力
4.254.25
ストーリー
4.754.75
キャラクター
4.754.75
設定
5.005.00
演出
4.254.25

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氷点の感想

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氷点の登場キャラクター

佐石土雄

性別:男性 国籍:日本 所属:伯父に引き取られる 特徴:ルリ子を殺した犯人 容姿:意外と端正 仕事:日雇労働 過去:16歳でタコ部屋に売られる 両親:関東大震災で亡くす 享年:35歳 最期:留置場で首を吊る

松崎由香子

よみがな:まつざきゆかこ 性別:女性 国籍:日本 所属:辻口病院 特徴:辰子と打ち解け合い、彼女の家に引き取られる 価値観:啓造に憧れを抱いている 職業:事務員 容貌:可愛らしい 身の上:天涯孤独 失踪後:盲目となりマッサージ師となる

村井靖夫

よみがな:むらいやすお 身長:長身 性別:男性 国籍:日本 所属:辻口病院 性格:虚無的で投げやり 特徴:二枚目 癖:博打打で女性にだらしない 職業:眼科医 顔立ち:彫が深い

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