困ってるひとの評価
困ってるひとの感想
難病女子に感服!
ユーモラスなタイトルと表紙に惹かれて購入しました。ミヤンマー難民に出会い、民主化運動や人権問題を研究し、NGO活動を行い大学院に進学した大野更紗女子。難病を患い辛い闘病を送った経験を独自のユーモアセンスで綴った傑作エッセイ。まず文章に惹かれる。田舎出身ムーミン少女から金髪アフロのヒッピーとなり、ビルマ女子を経て難病女子となる。明るく魅力てきな表現に頬が緩みました。しかしこれは闘病生活を記したエッセイ、健康な自分の甘えや贅沢を反省し涙する本なのだと思い読み進めました。見事に期待は裏切られ、終始笑いと勇気をもらい、読み飽きない内容に作者に尊敬の念を抱くようになりました。恋愛もあり、怒りもありの楽しいエッセイです。私の人生で最も心に残る本の一つになりました。