空飛ぶ広報室の評価
空飛ぶ広報室についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が4件掲載中です。
各項目の評価分布
空飛ぶ広報室の感想
自衛隊のことを少しでも理解したい人へ。
狭き門をくぐり抜け、憧れの航空自衛隊のパイロットになった空井。だけど不慮の事故でパイロットの資格を失ってしまう。そんな彼に与えられた仕事は広報という仕事だった。自衛隊自体のことは自衛隊マニアの有川さんの作品で少しわかった気がしてましたがこれは、さらに広報室というところを題材にしているのが面白い。普段、まったく見えない裏方の仕事。だけど、彼らも立派な自衛隊の1員として民間の人に自衛隊を理解してもらうため、有事には必要な存在だとわかってもらうため、努力しているというのを感じました。最初はくさっていた空井も、そのことに気づき自分の仕事とは何かを見つけていく作品。お仕事小説としても自衛隊を理解する手助けをする作品としても一押しです。