星に願いを、月に祈りをの評価
星に願いを、月に祈りをの感想
とても不思議な静かな物語。
一言で言うと、とても不思議で静かでそして物語の最後で、話がきちんと収束していくととても感動するキレイな物語です。小学生の大介、麻里、1つ下のアキオがキャンプの夜に抜け出してホタルを探しにいくところから始まります。このとき、聞こえるはずのない「星空・レディオ・ショー」というラジオ番組を聞きながら進むのですがこのラジオが、とても不思議さを醸し出すのです。物語の途中にラジオ番組が挟まれているのですがなぜ、ここでこの番組が流れるのか、このDJは誰なのか、疑問を持たせながら、最後の方は、もしかして、と期待させながら話が進んでいきます。最後は感動しました。全部が分かってから、もう1度最初から読み直そうと思いました。