ダレン・シャンのあらすじ・作品解説
『ダレン・シャン』は、イギリス生まれの同名の作家による児童向けのファンタジー小説である。本編が12巻、外伝が1巻の計13巻が刊行されている。日本では、小学館により出版され、のちに小学館ファンタジー文庫で、文庫化もされた。2009年にポール・ワイツ監督によりアメリカで映画化され、日本では2010年に公開された。また、新井隆広によって漫画化もされ、外伝以外の12巻が刊行されている。 主人公のダレン少年が親友のスティーブとフリークショーを見に行くところから、彼らの人生が狂わされていく様子を描いた作品である。ダレンは、毒グモのマダム・オクタに噛まれたスティーブを助けるため、フリークショーの出演者であったクレプスリーという謎の男と取り引きをすることにした。その結果、ダレンはバンパイアにならされ、彼の手下となることになってしまい、彼の人間としての人生は終わりを告げることになった。一方、一命をとりとめたスティーブも運命を狂わされてしまう。彼らのその後の人生を描いたファンタジー作品である。
ダレン・シャンの評価
ダレン・シャンの感想
ファンタジー好きにオススメ!
本作は著者の名前が「ダレン・シャン」著者が今まであったことを話すようなていで物語は始まります。主人公のダレン・シャンはごく普通の少年でした。しかし街に突然訪れたフリークショーによって彼の人生は変わっていきます。ダレンの友人はスティーブとフリーク・ショーを見に行くんですが、仲の良かった二人は最後は対決する立場になり、読んでいて悲しくなりました。ダレンは自分が犯したミスのため、ヴァンパイアとなり、人間としてのダレンは死んだことにならなければいけなくなりました。今までの人生とサヨナラしたダレン、自分の人生を代償にして救ったはずのスティーブには敵対され、悲しい運命に巻き込まれたダレンの物語の一作目。とにかく物語に引き込まれ、ファンタジー好きには申し分ない作品だと思います。
キャラの個性が際立ったファンタジー
半バンパイアになった少年のファンタジー物語です。児童文学の中では一番印象に残っている作品ですね。海外のものですが、翻訳もしっかりしており、読みやすさもありつつ、原作に忠実な訳内容になっていると感じました。ヴァンパイアものが好きなので、学生の頃読みました。サーカスから始まる物語は、これから起こる不思議なことを予想させてドキドキします。登場人物が個性的でそれぞれキャラがたっているいい作品。ただ、12巻まであるので、1巻を読み終わっても、先はまだまだ長い…。1巻で世界観に入り込めたなら、まとめて読んでしまうのがおすすめです。きっと大人になった今読んでも面白いと思う。
ダレン・シャン
子供の頃めちゃくちゃはまった作品であり、小説を読むきっかけになった作品。多分この作品がなかったら小説にそこまでのめりこめていないと思います。シルク・ド・フリークというサーカス団を見に行ったダレンとスティーブでしたがスティーブは毒クモにかまれてしまう。ダレンはスティーブを救うため半バンパイアになるが、バンパイアになることを拒否されののしられたスティーブは、ダレンとバンパイアを恨むようになっていく…。という話ですが、昔は一番最初に出てきたバンパイア、クレプスリーの名前がクレスプリーかクレプスリーかややこしくて仕方ありませんでした(笑)挿絵の田口智子さんの絵も作品にマッチしていて魅力的です。