69(sixty nine)のあらすじ・作品解説
69(sixtynine)は村上龍の長編小説であり、彼の自伝的要素を含んだ作品である。 2004年に宮藤官九郎脚本、李相日監督、妻夫木聡主演で映画化もされている。 舞台はベトナム戦争と学生運動に揺れた1969年の長崎で熱い青春を送る高校生たちの日常を綴っている。 高校3年生のケンと親友のアダマが同級生のマドンナ、レディ・ジェーンの気を惹く為に、ロックと、映画と演劇がごちゃ混ぜになったフェスティバルの開催企画するが、ケンの野望が膨れ上がった結果、校内の全共闘を言いくるめて学校をバリケードで封鎖し、テレビ局や報道陣まで出動するハチャメチャな展開になっていく。その後警察沙汰になりケンとアダマは停学処分となってしまうのだが、マドンナの気を惹かせる当初の作戦は成功し1969年は終わったのである。 村上自身の体験が基になっている為、登場する映画や漫画等は実在のものである。 村上はこの作品をこんなに楽しんで小説を書くのはもう2度とないだろうと思いながら、書いて、事実もう2度と無かったと語っている。
69(sixty nine)の評価
69(sixty nine)の感想
下品だけど
青春だなって感じがひしひし伝わる作品ですかね。夏って感じ。内容は下品ですよね。村上龍さんてもっと大人な感じですけどこういうことも考えてらっしゃるだみたいな(笑)下品な表現多いですけどそれはそれで作品がまとまってるのはやはり村上さんだからでしょうね。まー正直現実でやっちゃいけないことしか書いてないですけど(笑)作品として面白かったです。馬鹿しかいないかんじでこんなにすっきりまとまった気分になれたし読んで良かったです。けど村上さんにはあまりこういうのは書いて欲しくないかもですね。読んでて混乱しますから。映画は見たことないんですけど見る機会があれば見てみたいです。