キケンの評価
キケンについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が4件掲載中です。
各項目の評価分布
キケンの感想
若さ溢れる男どもの青春活劇!
今を時めく小説家、有川浩の青春小説有川浩と言えば、デビュー作『塩の街』から数多の作品を出版し、今最も勢いがあると言っても過言ではない若手小説家である。『図書館戦争』『阪急電車』『県庁おもてなし課』『フリーター、家を買う』………その作品は数多く実写化され、どれも人気を博している。先日も『植物図鑑』が実写映画化されたばかりだ。有川氏の作品に特徴的なのが甘い恋愛描写だ。男女の心の機微を繊細に描き、読んでいて羨ましくなるような素敵な恋愛を描いている。そんな有川氏の作品群において異彩を放つのが、この『キケン』だ。『ユナ・ボマー』上野&『大魔神』大神主人公・元山高彦は某県都市部に所在する成南電気工科大学に通う一回生。入学当初の忙しさが一段落し、早々にできた友人・池谷悟と共に部活勧誘のチラシを眺めていたところ、機械制御研究部・通称『機研』部長・上野直也に声をかけられ……というシーンから物語は始まる。...この感想を読む