星籠の海の評価
星籠の海についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
星籠の海の感想
瀬戸内海の歴史に御手洗潔が挑む!
故郷、瀬戸内海への思い島田荘司が故郷、瀬戸内海を舞台についに筆を取った。しかもそれは記念すべき御手洗潔のスクリーンデビューのための作品だという…。このニュースに、10年来の御手洗ファンである私は読む前から喜びに震えていました。物語冒頭はいつものように石岡君が女の子に夢中になってしまうところから始まります。女の子に呼び出されるとホイホイ会ってしまうところは、『暗闇坂の人喰いの木』から変わってないですね。鼻の下をちょっと伸ばしながらタイフードを食べに行く石岡君。「少しくらいなら、いけないことをしても解らないね」なんて軽口をたたきだすので読者としてもそろそろストップさせたいと思ったところで御手洗潔の登場!この登場シーン、正に映画にピッタリ!とてもコミカルで印象的だと思います!御手洗ファンが黄色い声をあげる状況が目に浮かびました。さて、その女の子の紹介でたどり着いた謎は、瀬戸内海の興居島に6人の死...この感想を読む