山本善次朗と申しますのあらすじ・作品解説
「山本善次朗と申します」は、2007年2月号から2008年3月号まで「りぼん」で連載された、槙ようこによる日本の少女漫画である。コミックスは集英社から、全五巻まで発売されている。幽霊が見える小学4年生の女の子・山本ほたてと、同じく霊感があるその父・善次朗や、速水など脇を固める幽霊や人間たちを描く、家族愛の物語である。サブタイトルは、「キセキの愛のチカラ」である。突然の作者療養のため、上記年まで連載後、単発の描き下ろしとして「りぼんスペシャルハート」や、「りぼんスペシャルダイヤ」などに長編や前後編が掲載されたり、コミックスに収録された。2011年8月に掲載された最終話までで、計約4年の年月をかけて完結した。 「りぼん」本誌では連載第一回号から巻頭表紙カラーをつとめ、その後も何度も表紙・巻頭カラーを飾った。作品タイトルデザイン・カラーイラストデザインなどは、全体的に和のイメージで統一されている。
山本善次朗と申しますの評価
山本善次朗と申しますの感想
幽霊を通して絆を深める
小学生が萌え槙よう子さんの作品で、小学生のほたて(女の子)が主人公の物語。ほたては本当に…かわいい。別にロリコンじゃないけど、一番かわいいと思うし、性格も素敵すぎる。10歳ながらに気づく大人のこと、幽霊たちが教えてくれること。さらには、生きている人でも、触れると心の声が聞こえてしまうほたては、気持ちの良い心・苦しい気持ちやつらさからやってくる嫌な心など、いろいろな感情にさらされて生きている。おばあちゃんは、そんな不安定なほたてを周囲と隔離させることで、傷つかないように・周囲に迷惑をかけないように・自分自身が苦労しないように育ててきた。それもわかっていながら、一生懸命おばあちゃんからの愛情だと考えて生きているほたてがまぁーかわいくて。切ないのだ。そんな日々に終止符を打ち、引き取ると言ってくれた山本善次朗。一目会ってすぐにわかった。私のお父さんだって…初めてほたてを必要としてくれる人。父親が...この感想を読む