聖伝-RG VEDA‐の評価
聖伝-RG VEDA‐についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
聖伝-RG VEDA‐の感想
CLAMPファン古参のバイブル
誰が誰にとって必要なのか?この作品は月刊Wingsという既存の少女漫画とは一線を画す個性的な漫画作品ばかりを集めた女性向けの雑誌に掲載されていました。休載期間もあったりして、当時連載中はこの作品を読むのが大変でした。世界観は仏教で、天界と呼ばれる場所が舞台で、阿修羅族を中心に夜叉と六星の仲間。天界の東西南北を守護する武神が代表格の物語です。キャラクターが個性的ですが、それぞれに大切な人が必ずおり、恋愛感情や友愛、幼馴染、親子愛、いろいろなものが混じりあってキャラクター同士が繋がっています。戦争という殺戮や命の助け合いに、複雑な関係が多々あり、過去エピソードを念頭にそのキャラクター達の今を読み進めていくので、色んな解釈の仕方が発生するようになっています。最終回に向けて殆どのキャラクターが壮絶な末路をたどるので、読んでいて受ける印象は一言で言うと「悲恋」です。叶わぬ恋というものがこの物語にはかな...この感想を読む