ストロベリーナイトの評価
ストロベリーナイトの感想
あの結末はちょっと納得いかないなぁ
人気ドラマの映画版。主演の竹内結子さん、西島秀俊さん、武田鉄矢さんなどのレギュラーメンバーに加えて、ヤクザ役として大沢たかおさんを迎えて挑んだ映画版。ドラマ同様、重厚な内容で面白かった。タイトルにも入っている雨(レイン)の使い方が非常に印象的で雨が物語にちょっとした残酷さと、重みを与えているように思います。ただ若干ネタバレになってしまうのですが、最後、警察官である竹内結子さんとヤクザである大沢たかおさんがクルマの中で結ばれてしまうのを近くのクルマで見ている西島秀俊さん。あれは正直ないでしょうー。愛に身分など関係ないのも分かりますが、あれは西島さんが切なすぎてドラマから見ているファンからすると納得がいきませんでした。
すっきりしないストロベリーナイトらしさ
最終的には正義が勝つのに、すっきりしない雰囲気が独特だと思った。映像全体が暗く、ほとんど雨のシーンなのは姫川の涙を見ているかの様。重要参考人と関係を持ってしまう、ということが公開前から話題になっていたけれど、決して禁断の恋なんかじゃなくって、傷の舐めあいのような直視できない悲しい感情にあふれていた。そんな中で温かい眼差しを向けてくれる菊田の存在に救われる。どこまでも共に行ってくれる姫川班のみんなの存在にホッとする。いつもと違って優しい日下主任は少し気持ち悪い(笑)ストロベリーナイトの魅力は警察内部の駆け引きだけでなく、姫川の人間性にもある。それをドラマより少しだけ深く見ることができる映画は、一見の価値があると思う。
映像のクオリティは高いけど・・・
誉田哲也原作の小説を映像化した人気ドラマシリーズの劇場版。暴力団構成員の連続殺人事件が発生。捜査上にヤナイケントという名前が浮上するが、女性刑事姫川玲子は上層部からの命令で深入りすることを禁じられる。単独で捜査を進める姫川は、牧田という男に出会うが・・・キャストも豪華で映像も綺麗なのですが、観終わった後物足りなさを感じてしまいました。ストーリーが姫川と牧田中心に進むため、テレビシリーズの売りだった姫川班のチームワークや警察内部の掛け合いなどが削られてしまい、全体的にずっと暗いトーンが続いて、単調になってしまっていたような気がします。この内容は映画ではなく、スペシャルドラマでも良かったのは?ドラマの雰囲気が好きで映画を見ると、ちょっと期待外れかもしれません。
ストロベリーナイトの登場キャラクター
葉山則之
よみがな:はやまのりゆき ニックネーム:ノリ 性別:男性 所属:捜査一課殺人犯捜査第十係 性格:素直で真面目 価値観:女性が危険な場所に行くべきではない トラウマ:家庭教師だった女性が通り魔に襲われ殺害される事件を目の当たりにした 出身地:東京 役職:巡査長 出身校:中・高一貫の有名進学校
菊田和男
よみがな:きくたかずお 性別:男性 所属:警視庁捜査一課殺人犯捜査十係 性格:謹厳実直で寡黙 価値観:警部補の試験を受けずにいる。玲子の部下のままでいたいと考えている模様。 趣味:パチンコ 好きな食べ物:甘いもの 苦手なもの:犬 役職:巡査部長 想い人:姫川玲子
姫川玲子
よみがな:ひめかわれいこ 性別:女性 所属:警視庁捜査一課殺人犯捜査十係 特徴:天性の鋭い勘を持つ 特技:オセロ 癖:犯人の意識と同調しすぎてしまう トラウマ:高校生のときに被害にあった性犯罪 家族:両親 役職:警部補 愛用品:7cmのハイヒールと赤いオータクロアのバッグ