ストロベリーナイトの感想一覧
映画「ストロベリーナイト」についての感想が5件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
あの結末はちょっと納得いかないなぁ
人気ドラマの映画版。主演の竹内結子さん、西島秀俊さん、武田鉄矢さんなどのレギュラーメンバーに加えて、ヤクザ役として大沢たかおさんを迎えて挑んだ映画版。ドラマ同様、重厚な内容で面白かった。タイトルにも入っている雨(レイン)の使い方が非常に印象的で雨が物語にちょっとした残酷さと、重みを与えているように思います。ただ若干ネタバレになってしまうのですが、最後、警察官である竹内結子さんとヤクザである大沢たかおさんがクルマの中で結ばれてしまうのを近くのクルマで見ている西島秀俊さん。あれは正直ないでしょうー。愛に身分など関係ないのも分かりますが、あれは西島さんが切なすぎてドラマから見ているファンからすると納得がいきませんでした。
すっきりしないストロベリーナイトらしさ
最終的には正義が勝つのに、すっきりしない雰囲気が独特だと思った。映像全体が暗く、ほとんど雨のシーンなのは姫川の涙を見ているかの様。重要参考人と関係を持ってしまう、ということが公開前から話題になっていたけれど、決して禁断の恋なんかじゃなくって、傷の舐めあいのような直視できない悲しい感情にあふれていた。そんな中で温かい眼差しを向けてくれる菊田の存在に救われる。どこまでも共に行ってくれる姫川班のみんなの存在にホッとする。いつもと違って優しい日下主任は少し気持ち悪い(笑)ストロベリーナイトの魅力は警察内部の駆け引きだけでなく、姫川の人間性にもある。それをドラマより少しだけ深く見ることができる映画は、一見の価値があると思う。
映像のクオリティは高いけど・・・
誉田哲也原作の小説を映像化した人気ドラマシリーズの劇場版。暴力団構成員の連続殺人事件が発生。捜査上にヤナイケントという名前が浮上するが、女性刑事姫川玲子は上層部からの命令で深入りすることを禁じられる。単独で捜査を進める姫川は、牧田という男に出会うが・・・キャストも豪華で映像も綺麗なのですが、観終わった後物足りなさを感じてしまいました。ストーリーが姫川と牧田中心に進むため、テレビシリーズの売りだった姫川班のチームワークや警察内部の掛け合いなどが削られてしまい、全体的にずっと暗いトーンが続いて、単調になってしまっていたような気がします。この内容は映画ではなく、スペシャルドラマでも良かったのは?ドラマの雰囲気が好きで映画を見ると、ちょっと期待外れかもしれません。
紅一点の姫川と彼女を囲む男性陣が格好いい!
ドラマの後に映画化され上映初日に観に行きました。竹内結子演じる主人公の姫川は暗い過去を持つ女刑事。正義感があり強がりで独自の感で操作をしていく。姫川を西島さん中心に姫川斑が支えて難事件を解き明かすんですが…周りを固める男性俳優陣が個性豊かで武田鉄矢さんを筆頭にずらり揃い踏み!今までの刑事ものとはひと味違う刑事同志の駆け引きなどエグい場面もあり、よりリアルな感じなストーリーとも言える。姫川が捜査中知り合う男と関係を持ってしまう場面は、本来の姫川らしくない展開だったが深い意味を持っていて彼女の心情を伺えると思う。竹内さん演じる姫川と西島さんの関係が羨ましくもあり、悩ましいです。ドラマの延長ではあるが、ドラマを観ていなくても楽しめるストーリーです。竹内結子さんの今までには無いキャラクターで彼女だから姫川が成り立つんだと思います。続編があれば是非楽しみにしたい作品です。この感想を読む
素直におもしろかった
ドラマを観ていたので、とりあえずという感じで観ました。大沢たかおかっこいい!!笑西島さんもかっこいい!!笑ドラマの時の姫川では考えられない、捜査中に知り合った男と関係を持ってしまった時は、ちょっとえ?って思ったけど、大沢たかおの役ならなんかわかるww踊る大捜査線シリーズまではいかないと思うけど、映画でⅡⅢとでたとしても観るだろうな~ドラマ同様、武田哲也もいい味だしてるし、掟破りなところもおもしろいですね。姫川班は、まとまりがあってステキですよね。みんなで食事しているシーン、好きです。同世代の女性としては憧れであり、こんなステキな仲間と仕事がしたくなります