パレードの評価
パレードについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が3件掲載中です。
各項目の評価分布
パレードの感想
歪み
エンターテインメントとしての映画『世界の中心で、愛をさけぶ』の行定勲さんが監督をされているということで、観たい気持ちになった。原作は吉田修一さん。吉田修一さんの書籍を拝見したことはない。この作品を観た後、活字でも『パレード』を味わいたくなった。『パレード』という作名から、イメージしたことはなく、パズルのような広告の不気味な印象に ひきつけられた。小出恵介さん演じる杉本良介と、貫地谷しほりさん演じる大河内琴美が、作品全体を通して、観ている側を飽きさせない。前半の2人のやりとりが、物語の最後と、ギャップがあり、物語の最後を一層引き立てている。近所で起こる事件との関係性が、最後の最後で明かされる。事件と、一緒に住んでいる5人がどう関わっているのか。そのことが頭の片隅に残ったままになるため、観ることを途中で止めることはできない。映画がエンターテインメントであることを改めて感じた。例えばコメディ映...この感想を読む