一生迷ってろ…!そして失い続けるんだ…貴重な機会(チャンス)をっ!
利根川幸雄
理解が深まる映画レビューサイト
映画レビュー数 5,784件
カイジ人生逆転ゲームは、福本伸行(講談社ヤンマガKC刊)の原作「カイジ」を藤原竜也主演で監督:佐藤東弥が実写映画化し、2009年10月10日に劇場公開された。脚本には大森美香、音楽は菅野祐悟が担当し、主題歌・劇中歌にYUI「It's all to much」「Never say die」を起用した。 キャストは、伊藤開司役を藤原竜也、遠藤凛子役を天海祐希、利根川幸雄役に香川照之が起用され、藤原竜也と「デスノート」でも共演していた、松山ケンイチが佐原誠役として友情出演している。 フリーターのカイジは自堕落な日々を送っていた。ある日、カイジのもとに金融会社のお女社長である遠藤が借金の取り立てにやって来る。カイジは借主の保証人となっていたため、法外な借金を背負ってしまう。そこで、遠藤が一夜にして借金を返済することができるチャンスがある船に乗ることを勧める。その船の中では、人の心理を利用したゲームが行われており…。
素晴らしいキャストでの実写化。至福っ…!特徴的言葉回し、金の人間の真理を突いた漫画家・福本伸行の作品は、老若男女問わず多くの人に読み愛されている。『アカギ』『賭博覇王伝 零』『銀と金』など、ほとんどの作品がギャンブルや賭博と関連しているのが主な特徴だ。命を削るようなオリジナルのギャンブルの数々は、独創的な設定と駆け引きの面白さから、多くの熱狂的ファンを生み出している。その福本伸行の代表作『カイジ』が、ついに実写映画となった。香川照之、天海祐希など、実力派の俳優陣が脇を固め、自他ともに認める”クズを演じさせたら当代随一”の藤原竜也が、主人公であるカイジを演じている。キャストの布陣は盤石。宣伝も功を奏してか、興行収入は22.5億円にもなった。漫画の実写化はダダ滑りの酷評の嵐になることが多いなかで、かなりの大成功といえるだろう。 もちろん、制作陣はキャストに全てを甘んじた訳ではない。漫画では一見し...この感想を読む
元々、漫画、アニメのほうは知っていたが独特の絵のタッチに受け入れがたいものがあり一度も見たことはなかった。映画自体も最初は友人に誘われてしぶしぶついていったという感じでさほど期待もしていなかった。だが見始めると期待以上というより裏切られるという感じだった。かなり大満足である。私自身が倹約家でまじめな事もあり、こういった突拍子もない話にどっぷりはまってしまっただけかもしれない。ただ、人と人との駆け引き、落胆・人の内面の汚さなど上手く描けている作品である。なんといっても主人公の情けなさや、少し人としてねっとりとしている部分を、藤原竜也が実に素晴らしく表現している。ぜひ非日常を体感してほしい。
原作を読んでいます。一瞬一瞬がすごく長いので、(1つを迷ったり考えたりするだけでたくさんのページをつかっています)どんな感じになるのかなと思っていましたが、想像していたよりはうまくまとめてあるという印象。 最初のゲームと最後のゲームも多少繋がっていたのも、なるほど!って。ただ、限定ジャンケンは、「そんだけ?」ってほどに省略してましたね。結構、好きなゲームなんです。各カードの枚数比率の説明があるんですが、そういうきちんと読者を納得させてから心理を観ていく面白さがあるんです。なので、原作を読んでいないほうが、楽しめるかもしれません。原作知ってる人は広い気持ちで!笑藤原達也さんの顔が賢い顔なので、もう少しだらしない顔がよかったな。
利根川幸雄
ビルの橋渡りのシーンで迷っている挑戦者へこう一喝する
伊藤カイジ
地下労働で得た初任給で買ったビールを飲んで一言
兵藤和尊
主人公の伊藤カイジがギャンブルで負けたとき兵藤会長が言った一言