輪廻の評価
輪廻の感想
まあ、普通に楽しめる娯楽ホラーだと思います。
ちょいちょい怖いです。館は雰囲気があるし、みんなが少しずつおかしくなっていく姿がじわじわはきます。 ただ、あまり中身がないというか、新しさはなかったですね。 優香がまあまあ頑張っていたし、最後も悲惨な感じをちゃんと演じていましたが、B級感は否めません。 でも、B級の中では良いほうかな~って感じです。 あんまり、「わっ!」って言う怖さはなく、「来るかな~来るかな~やっぱ来た~(笑)」みたいな感じです。でもジャパニーズホラーは無表情な人がそこに立っているだけで、何故か雰囲気があって怖いので、そういう意味では普通に楽しめました。 「あ~あ~、行かなきゃいいのに、帰れよ~。」って、言うんですけど、やっぱり主人公はどんどん自ら恐怖の方に行っちゃうんですよね。 そのもどかしさこそが、ホラー映画なのかもしれないですね。
前世が被害者、あるいは犯人だと知ったら…?
脚本自体はすごく気に入ってる作品になります。ただし、キャストの選択に不満があります。『四国』や『呪怨』でイメージぴったりの素晴らしい演技をしてくれた栗山千明さん、『富江』で恐ろしい美女役をした菅野美穂さんなんかはまさに適役で、彼女たちしかできない役だと思います。『リング』なんかはこれまでにシリーズ20人が山村貞子を演じており、それぞれ違った貞子の印象を与えています。いい意味でも悪い意味でも。失敗例としては、貴志祐介さんの大作『青の炎』の映画化。個人的にすごく期待したのですが、ヒロイン役が松浦亜弥で演技力に問題があり、頂けなかったです。長くなりましたが、本作の優香もその失敗例にあたるかなと思います。評価してる方も多いですが、他に適役はいたと思います。もちろん個人を否定しているのではなく、ホラーに必要ない女優ということです。ストーリーを簡単にいうと、群馬のホテルで11人が惨殺される事件が起こ...この感想を読む