アヒルと鴨のコインロッカーの感想/考察/ネタバレ

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映画レビュー数 5,784件

アヒルと鴨のコインロッカー

4.364.36
映像
3.92
脚本
4.33
キャスト
4.50
音楽
4.67
演出
4.25
感想数
7
観た人
7

アヒルと鴨のコインロッカーの感想一覧

映画「アヒルと鴨のコインロッカー」についての感想が7件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。

牛タン弁当食べたい

一人のブータン人を巡る、せつない愛と復讐の物語。仙台の大学へと進学し、東京から引っ越してきた主人公椎名。引っ越しの片付けをしながら口ずさんでいたボブ・デュランの歌をきっかけにして、同じアパートの隣に住む河崎という、ちょっと変わった男と出会う事になる。出会った初日に、一緒に本屋を襲わないか?と誘われる椎名。常識的に考えて、一端は逃げるようにして断った椎名だったのだが?名演技の光る主人公椎名役の濱田 岳は、この映画で、第22回 高崎映画祭最優秀主演男優賞を受賞している。一応この映画はミステリーに分類されるものになるのだろうか?とにかく、張られた伏線が回収されていく様が観ていて気持ちいい。ただ、一つだけ腑に落ちない点があるのだが、河崎が「ペットショップの店員に気をつけろ」というセリフ。その台詞に至る描写だけは、少し足りないような気がしました。日本らしい日本の映画で、良作だと思います。この感想を読む

4.04.0
  • ピッチャーピッチャー
  • 111view
  • 394文字

じわぁ~と心にしみこんでくる日本映画らしい日本映画

伊坂幸太郎さんの同名小説の映画化で、物語の性質上映像化は不可能と言われてきましたが、見事なまでに良い意味で想像を超える出来だった作品。主人公の瑛太さんと濱田岳さんがイメージ通りの役柄で見事にはまっている感じです。特に濱田岳さんはこの後、中村義洋監督作品の常連になるくらい気に入られたのではないでしょうか。フラッシュバック型で物語が進行していくので、一番面白いのは2回目の上映かもしれません。特に原作を読んでいない方は、想像を超えるどんでん返しがラストに待っているので是非、小説を読む前に映像を観ることをおススメします。観終わった後、自分はアヒルなのか?鴨なのか?それとも傍観者タイプか、どれだろうと考えたくなります。音楽もボブジュランの「風に吹かれて」が主題歌兼物語を左右する劇中歌で、ついつい口ずさんでしまいたくなります。とにかく終わりには心はじわぁ~と温かくなる名作だと思います。この感想を読む

4.54.5
  • yt-unitedyt-united
  • 55view
  • 392文字

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