パンズ・ラビリンスの評価
パンズ・ラビリンスについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が4件掲載中です。
各項目の評価分布
パンズ・ラビリンスの感想
見終わったあとの気分の悪さが、最高でした。
私のとても好きな作品です。ファンタジーというジャンルにまんまとだまされた感じ。いい意味で裏切られた作品。私の知識不足で、スペインの内戦などの歴史背景は全く知らない状態だったのですが戦下においては、純真無垢な子どもにも例外なく酷い現実はふりかかるんだっていうことをまざまざと感じさせられた思い。見終わった後は、正直いや~な気分でした。でも、この胸焼けする様ないや~な感じがすごく好き。劇中の描写は、妖精も出てくるし、妙なモンスターも出てくるし、ちゃんとファンタジー要素は 満たしているはずなんだけど、ファンタジーを見てるって感覚は、冒頭からほぼ無かったです。だって、妖精といっても 気持ち悪い虫が気持ち悪い妖精になっちゃうし。世間的に言うティンカーベルみたいなキラキラした妖精とは真逆な、なんせ不気味なやつ。主人公のオフェリアに試練を与える、番人パンも丸っきり悪魔の様相そのもじゃないですか。普通の感...この感想を読む