ヘルボーイのあらすじ・作品解説
ヘルボーイは2004年公開のアメコミ映画である。 アイズナー賞やハーベイ賞といった漫画に贈られる賞を多数受賞した同名アメリカンコミックを原作としており、原作者のマイク・ミニョーラは映画に登場するモンスターなどのデザインにも協力している。 この作品は第二次世界大戦末期、怪僧ラスプーチンによって開かれた魔界の入口からこの世界に召喚された悪魔の赤ん坊が、アメリカ軍に保護され大人になって超常現象捜査局エージェントとして活躍するさまを描いているが、今作ではラスプーチンが生きていたことが判明、やがて主人公の出生の秘密へと迫る内容となっている。 監督、脚本は「ホビット」シリーズや「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロ、音楽は「スクリーム」シリーズや「ターミネータ―3」など幅広いジャンルで活躍するマルコ・ベルトラミがつとめた。 2008年には「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」として続編が製作、公開されており、こちらは世界興行収入1億5千万ドルを突破した。
ヘルボーイの評価
ヘルボーイの感想
ボーイだけどおっさん!な悪魔ヒーロー
戦時中ナチスドイツの実験で別の世界から召喚された悪魔の子。連合軍側に保護されヘルボーイと名付けられた彼は、その後エージェントとして人のために悪魔と戦う。ヘルボーイって名前だけどもう60年もたっちゃって、煙草も女も好きな立派なおっさん。でも育ての親(もうおじいちゃん科学者)に叱られる姿は確かにまだ子供で、そのギャップがなんだかおかしい。自分自身も悪魔であるのに人のために悪魔と戦うという矛盾した身の上のせいで、助けてやってるのにキャー!なんて騒がれたり報われないこともあるけれど頑張っている姿がなんだか切なくもある。普段は字幕で見ているんだけど、この映画は吹き替えで見たほうが面白い。