たまの映画の評価
たまの映画の感想
好きな事で生活する幸せ
「さよなら人類」で一世を風靡したバンド「たま」のドキュメンタリー。と、いっても、「たま」は10年前に解散しており、解散後のメンバーの活動を追いながら当時の事等を聞く内容となっている。世間的には「さよなら人類」だけの一発屋という認識をされている彼らだが、今でも各々音楽活動を続けていて、オリジナリティ溢れる素晴らしいライブを行っている。そして、彼らの特徴として売れる事にこだわりをもっていないという事が判る。確かに、細々とでありながらも好きな事でご飯を食べていけるのであればそれほど幸せな事はないだろうと思った。「たま」のパーカッション石川氏とギター知久氏が所属するバンド「パスカルズ」がの公演で演奏された『Taking Dog Fields』のシーンは本当に音楽が好きな人たちが演じているというのが伝わってくる素晴らしいシーンだった。