アバウト・ア・ボーイのあらすじ・作品解説
アバウト・ア・ボーイは、ニック・ホービィの同名小説を映画化したヒューマンストーリーである。 ヒュー・グラント演じるウィル・フリーマンは36歳にして無職、独身として過ごしている。気ままな生活の中、女性とデートを繰り返すも、その関係は2カ月以上は続かない。ウィルが気ままに生活が出来るのは、亡き父親が生前にクリスマスソングを作り、ヒットした印税が彼には入っており、呑気な印税生活で満足をしている。 気ままな生活を送っていたウィルは、ある日12才の少年マーカスと出会う。マーカスは鬱病を患っており、自殺未遂までも犯したことに危機感を抱いていた。マーカスは母フィオナを救えるのは自分だけの力では不可能であると感じ、自由に生きるウィルに白羽の矢を立てる。 マーカスは母とウィルとの距離を縮まるように行動に移す。ウィルは独り暮らしの家に次第に居座るようになったマーカスに違和感を抱きながらも、何かが変わり始める。 堕落した男性と母親想いの少年を描いた本作は、アカデミー脚色賞にもノミネートされた良作である。
アバウト・ア・ボーイの評価
アバウト・ア・ボーイの感想
ヒュー・グラントがはまっている
「ハイ・フィデリティ」や「ぼくのプレミア・ライフ」の作者、ニック・ホーンビィが原作の小説の映画化です。↑はオタクで何かダメな男を描いていましたが、これはまたちょっと違った主人公です。でも基本、それなりにダメなのは変わりませんが。38歳独身男のウィルが下心見え見えで片親サークルに入り、そこで知り合った女性の子供のマーカスと仲良くなる話です。マーカスはあまりぱっとしない少年なのですが、ウィルと仲良くなったことで、好きな女の子もできて、成長していきます。それにしてもこのマーカス役のニコラス・ホルトが数年後にあんな青い目の印象的な美青年に成長するとはこの映画を見たときには全く思いませんでした。
独身男と少年の友情。
父親の遺した印税で、気ままな独身暮らしを楽しむ、主人公のウィル。シングルマザーと付き合ったことをきっかけに、12歳の少年マーカスと出会う。マーカスと出会ったことで、ウィルのお気楽な生活はかき乱されていき・・・ヒュー・グラントがぐうたら男のウィルを好演しています。二枚目なのに、どこかお茶目な雰囲気がウィルにぴったりです。彼とマーカスのやりとりがほほえましくて、とてもかわいい。全体的にコメディタッチに描かれていますが、扱っているテーマは、実はすごくシビアです。少年と30代独身男の友情を通して、愛情や家族について問いかけた、深い作品だと思います。観終わったあと、温かい気持ちになれる良い作品です。
ヒュー・グラントさんが好きです。
金持ちのクソ男が、人と上手く付き合えない少年と出会って少しずつ変わっていくストーリーです。男が少年に懐かれて、鬱陶しがっている姿が笑えました。少年に時間が無いと言いつつ、時間を持て余している姿に大笑いしてしまいました。男は、基本的に良い人で、少年もまた変わっていきます。2人が一緒に居ることによって起こる化学反応が、観ていて面白いです。最初笑いながら観ていて、どんどん胸が熱くなり、最後ほろりときます。良い映画です。男の人間的な成長と、少年の家族の問題の解決と成長と、色んな面が重なり合って複雑だけど温かく、そして面白いです。何度も観れる良く出来た映画です。
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